決済制度

清算・決済制度の概要

市場において売買が成立してから決済が行われるまでには、「売買」、「清算」、「決済」の三つが一連の流れとなります。これらの機能のうち、「売買」の機能を担うのは「市場」、「清算」の機能を担うのは「清算機関」、「決済」の機能を担うのは「決済機関」と呼びます。

過市場として大きな役割を果たしているのが全国の金融商品取引所です。以前は金融商品取引所において行われた売買は、各金融商品取引所において清算業務が行われていましたが、平成15年1月14日決済分より株式会社日本証券クリアリング機構へすべて集められ、清算業務が行われています。

日本証券クリアリング機構に集められた取引のうち、株券や転換社債型新株予約権付社債券等は株式会社証券保管振替機構へ、国債については日本銀行へ、資金については日本銀行又は資金決済銀行(日本証券クリアリング機構の指定する銀行)へとそれぞれ引き継がれ、決済されます。

清算・決済機能のイメージ
株式等振替制度(株券等電子化)
株式等振替制度(株券等電子化)とは、「社債、株式等の振替に関する法律」により、上場会社の株式等に係る株券等をすべて廃止し、株券等の存在を前提として行われてきた株主等の権利の管理(発生、移転及び消滅)を、機構及び証券会社等に開設された口座において電子的に行うものです。
この株式等振替制度(株券等電子化)において、鰹リ券保管振替機構(ほふり)は、金融商品取引所に上場されている株式、新株予約権、新株予約権付社債、投資口、優先出資、投資信託受益権及びそれらに準ずるものであって、発行者の同意を得たものを取り扱います。